イメージ 1

『We Build Quality, Not Quantity...』ようは、量よりも質の良いものを造るという意味。。。
僕が日々の仕事をするうえで、常に心がけている言葉であり、僕の会社の方向性を表す
キャッチフレーズみたいなものです。

今僕は、この言葉をしっかり胸に焼付け、単にいわゆるメカニックという職業で終わるのではなく
自分自身が技術屋でありビルダーである事、つまり無いモノを形にしていくクリエイティブな
カスタムビルダーである事に喜びと同時に誇りを持ち、そして強い拘りを持ちながら仕事をしています。

ただ僕の場合、この仕事に対する強い思い入れと拘りが、自分の周りの多くの理解者に受け入れて
もらえ、その結果妥協を許さない、まさに量より質的な仕事をさせてもらえる環境に自分自身が
もってこられたのは、本当に幸せなことであると日々痛感します。。。

他の何の業種にしてもそうだと思うのですが、拘れば拘るほど、クリエイティブな仕事を
しようとすればするほど、時間と労力がともなってしまいます。。。

今の世の中。。。目まぐるしく進んでいくまさに秒刻みで進んでいくこの世の中。。。
そんな世の中でこの『量より質の良いモノ造り』という考え方がどこまで許されるのか??
それが疑問です。。。

僕が常に感じる事ですが、日本のいわゆる『MADE in JAPAN』に対する拘りはどこへ行って
しまったんでしょうか。。。??

今や日本の企業の殆どが、利益追求、合理性追及を求め、大量生産、コストダウンなどの理由
から、生産は、中国や東南アジアなどにその殆どがシフトしてしまっています。
その結果、特に製造、生産の部分では今まで日本企業が指導していたはずの中国のメーカーに
海外のシェアを奪われつつある状況です。今や先進国としての日本の地位までおびやかしそうな
勢いの中国。。。

でもこれは、中国がズルイわけでも裏切ったわけでもありません。。。
日本のメーカー自身が、利益や合理性を追求するあまりに『モノ造り日本』つまり
『MADE in JAPANへの拘り』を捨ててしまったからではないでしょうか??

戦後、日本を世界の先進国にまで育て上げた多くのパイオニア的存在の経営者達は、何より
日本のモノ造りと世界に誇れる品質という事に拘り続けました。
その先駆者達がせっかく築き上げた、世界に対する『MADE in JAPAN』のイメージ。。。
それが今まさにもろく崩れ去ろうとしているように思えます。。。

そんな事を日々感じながらも僕は今日もまた、マイペースにアメリカ車に囲まれて仕事をしている。
そんな旧いめのアメリカ車から『MADE in USA』という拘りと自己主張を今日も感じながら。。。

そして僕は今日も、アメリカから毎週のように届くパーツの箱を開け、もみくしゃにされた
英字新聞のなかに埋もれるパーツを取り出し、そこに誇らしげに刻まれた『MADE in USA』の
文字を眺めながら、少しうらやましくも思う。。。

そして僕は今日も深く心に刻む。。。『We Build Quality, Not Quantity...』
それが日本人として生まれてきた僕にできる、精一杯の拘りなのだから。。。